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日本人の平均寿命は年々右肩上がりで延び続けており、2023年時点で男性は81.09歳、女性は87.14歳となっています。1975年~2023年の48年間では、男性で9.36歳、女性で10.25歳、男女ともに約10歳も平均寿命が延びています。さらに今後も日本人の平均寿命は延び続ける見込みで、厚生労働省の将来推計によると、2050年には男性が84.45歳、女性が90.50歳と、男女ともにさらに3歳ほど平均寿命が延びるのではないかと予測されています。
日本人の平均寿命がここまで大きく延びた理由として、医療技術の発達や医薬品の開発など医療面での進歩が関係しているほか、戦前に比べて食事面の栄養や公衆衛生環境が格段に向上したこと、国民皆保険などの医療制度の充実などが挙げられます。
平均寿命が延びることはとても良いことですが、世界的にも高齢化社会の流れとなっている中、日本にみられる特徴的な問題は「高齢化が進むと同時に、少子化も進んでいるという点です。2023年10月1日現在、日本の総人口は1億2,435人。このうち65歳以上人口は3,623万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)は29.1%で、実に国民の約3割が高齢者ということになります。
そして、長寿が達成された今、次の課題は介護を受けずに元気に長生きすること。つまり、「健康寿命」の延伸です。
健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことをいいます。医療や介護に頼ることなく、自立した生活を送れる期間ともいえます。
そして、「平均寿命」から「健康寿命」を引いた期間のことを「不健康な期間」いいます。例えば、80歳で亡くなった人が73歳で病気を患ってしまい、亡くなるまでの期間を介護を受けながら過ごした場合、7年間の不健康な期間を送ったということになります。
2019年の調査でみると、日本人の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳。男性の不健康な期間は8.73年、女性の不健康な期間は12.07年となっており、男女ともに約10年も健康とはいえない期間を送っていることになります。そして問題なのは、健康寿命が平均寿命の延び率ほど延びていないこと。寿命が延びてはいるものの、実際は介護を必要とする人も相当数いると推測されます。
「10年にも及ぶ不健康な期間をどう縮めるか」―。この問題を乗り越えるには、“高齢期に適した健康づくり”にシフトチェンジすることが重要になります。


