健康ダイヤルweb

[運営] ドクターフォーラム出版
健康ダイヤルプロジェクト
〒170-0013 東京都豊島区東池袋2-60-2 パークビル4F
TEL:03-3984-2421 FAX:03-3590-4927

運動

少しの工夫で活動量アップ

「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ」―。これは厚生労働省が掲げている生活習慣病対策の合言葉です。1に運動とあるように、生活習慣病予防には運動を取り入れることが一番です。しかし、習慣としてスポーツを今までしてこなかった人は、急に重い腰を上げるのは難しいことです。また、激し過ぎる運動も継続は難しくなります。そこで、スポーツだけでなく、日常生活の中で通常発生する身体活動も含めたものを「運動」であると考え方を変え、体を意識して動かすようにしましょう。

例えば、通勤のバス・電車は、散歩がてらひと駅前で降りて早足で歩いてみたり、いつもは車で買い物に行っている場合は自転車に変えてみるなど少しだけ工夫するのもよいでしょう。

これまで、健康づくりのための運動といえばスポーツだけという考え方が多くありました。しかし、このようにスポーツだけでなく毎日の通勤中の歩行、買い物時の自転車などの生活活動も健康のために役立つのです。

効果的に歩く

誰にでも簡単に実践できるのは「歩く」ことです。しかし、同じ歩行でも歩き方によって消費するエネルギーは異なります。少し息が弾む、少し汗をかく程度の「有酸素運動」が効果的です。

これまであまり体を動かしてこなかった人は、まずは現状の歩数に1日1000歩(時間にすると約10分程度)増やすことから始め、慣れてきたら少しずつ歩数を伸ばしていきましょう。

安全に運動を行うために

肥満解消や健康のためにと、急に慣れない運動を行って反対に体を壊してしまっては本末転倒です。事故の予防と運動後の疲労軽減のために、歩行運動の際にも準備運動と整理運動を必ず行いましょう。

また、現在、通院している人は主治医に相談してから始めるようにしましょう。特に、血圧の高い人は注意が必要です。運動前には血圧のチェック、体調がすぐれない場合はすぐに運動を中止するなど、自分自身に合った調整をしましょう。

Dr.池田義雄 健康長寿のための肥満・糖尿病セルフコントロール 健康ダイヤルとは 無料プレゼント 主な生活習慣病 予防・改善 リンク集