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健康二次被害を防ぐ

コロナ禍でもできる運動を

 コロナ禍の外出自粛によって引き起こされるフレイルや生活習慣病のリスクを防ぐためには、できる範囲で適度に体を動かすことが重要です。天気の良い日は外に出て散歩をしましょう。ただし、人混みを避け、1人や限られた人数で距離をとって歩くなど、感染予防対策をしっかり行うことが必要不可欠です。自宅ではラジオ体操やスクワットなどの運動のほか、「庭いじりや掃除、立位を維持した調理などの家事で体を動かす」、「いつもより少し遠くのお店まで歩いて買い物に行く」など、毎日の生活の中で体を動かす場面の運動量を少しだけ増やすようにすると良いでしょう。
 また、テレワークで通勤の必要がなくなった人は、自宅とオフィスの移動にかかる運動量が減ることになります。週の大半をテレワークで過ごすといった場合には、通勤時間分はウォーキングするといった習慣を取り入れるのも良いでしょう。


人との繋がりを維持する

 「フィジカルディスタンス」、「ソーシャルディスタンス」を背景にした人や地域社会との交流機会の減少―。自由に行動することができない日々によって、私たちは、これまでの人と人との繋がりがどれだけ大切であったかということに気づかされました。そこで、様々な制約がある生活環境の中で孤立することなく、人との繋がりを維持していくためには、次のような行動を実践してみてください。
 まずは、「自分の気持ちを伝える」ことです。本音を話してくれた友人に対して親近感を覚えたことがあることでしょう。同じように、自分の気持ちを伝えることで、それに共感してくれる人にも出会いやすくなります。
 次に、「手助けをする」ことです。家族や友人が困っていないか常に気にかけたり、何か役に立てることはないかと考えて起こした行動は、人との繋がりをより一層強いもにします。
 最後は、「助言を求める」こと。自分の弱みを見せるのを嫌い、他人になかなかアドバイスを求められない人がいますが、人は自分に助言を求めてきた相手に対して好意的な感情を抱きやすいことが分かっています。困っているときには率直に相談してみたり、その人にしかできない助言を求めることは、相手への信頼やその人が持っている知識に対して敬意を表す行動でもあります。その行動は、助言を求める相手とのより良い関係をもたらすことでしょう。
 私たちが今回のコロナ禍で学んだことは、人との繋がりは、この先の不透明な状況を乗り越えていくための大きな力になるということです。心理学の分野においても、「人との繋がりがあること」、「他の人からのサポートがあること」が幸福感を高め、想定外の状況に置かれたときのストレスを軽減することが明らかになっています。
 コロナ禍で会いたいときに自由に会えない、人と直接会うことができない状況であれば、電話や手紙、メールなどを上手に活用し、家族や友人たちと積極的に関わっていきましょう。「会えない時期があったからこそ繋がりが強くなった」、「苦しいときにお互いが気遣うことでより良い人間関係になった」と感じることができれば、人との繋がりは維持され、以前よりもきっと良い方向に進展しているはずです。


Dr.池田義雄 健康長寿のための肥満・糖尿病セルフコントロール 健康ダイヤルとは 無料プレゼント 主な生活習慣病 予防・改善 リンク集